ダイエットには朝ごはんはアリ?ナシ?
朝に食事を摂らなければならない理由として大きなことには、朝食を食べることによって体内時計を正常に戻す働きがあることが関係しています。
体内時計は必要な時に体温を上げ脳や内臓の働きを活発することで、食べたものをしっかりと消費する働きを持っています。朝食を抜くと言う事はこういった機能を乱すことになりダイエットだけでなく健康そのものにも悪影響なのです。
朝ごはんを食べないと代謝が悪くなることも
朝ごはんを食べると、「日中の代謝が上がり、体が痩せやすい状態になる」と言われます。
食べたものを消化・吸収するのにエネルギーを使うからです。
朝食を食べないと言う事は体内時計の正常化を乱すだけでなく、次の食事の代謝を下げてしまうために昼食での食事を食べた場合、脂肪が蓄積されやすくなる結果になります。
人の身体は空腹時間が長くなればなるほど身体に脂肪を蓄えておこうとする機能なのです。
ダイエットに効果的な朝ごはんの食べ方とは
「栄養バランスのとれた食事をするのがよい」と言われますが、これは人の三大栄養素である「炭水化物、脂質、たんぱく質」を食事に取り入れると意識しましょう。
この三大栄養素を摂ることを基本とし、最終的にはこれにビタミンとミネラルを加えた五大栄養素を朝こばんで摂ることができれば、最も理想的と言えるでしょう。
ダイエット中の朝食は好きな物を食べてよい
朝ごはんで食べる物も自由に選べます。
食べてはいけないもの・食べ続けないといけないものもありません。
朝食のカロリーを抑えて昼・間食・夜に食べたり、朝しっかり食べて昼・間食・夜を管理したり、好みや気分に合わせて自由に選べます。
朝食は一つの要素に過ぎないので、1日のカロリーという大枠の中で、自由に調整できるのです。
朝にガッツリ食べて、昼・夜を管理しても大丈夫ですが、朝のカロリーを抑えておいた方が、昼・夜の食事の自由度が高まります。
ダイエット中の朝食で注意しなくてはならないことは
日中は消費カロリーが大きく、朝食べたものは体脂肪になりにくいものです。しかし、朝食べた分、体脂肪は相対的に増えています。
それは、朝食べた分、朝~昼で体脂肪をエネルギーとして使う量が減るからです。
消費カロリーが上がるタイミングに合わせて食べようが、結局、ダイエットはトータルのカロリーバランスによって決まります。食べる時間ではなく、1日のトータルで摂るカロリーを管理することが大事です。
おススメの朝食メニューを教えます
種類が沢山あるので食べ飽きないシリアル
シリアルは炭水化物、ビタミン、ミネラル(鉄分など)が摂れるため、手軽でありながら必要な栄養をある程度は得ることができるのです。
ただし、シリアルだけを食べるのではなく、そこに足りない脂質とたんぱく質をプラスしましょう。
くるみやマカダミアナッツなどを足すことで脂質は補えますし、牛乳やヨーグルトはたんぱく質が豊富な食品なので、これらを一緒に摂ることで栄養バランスの優れた朝食となります。
好きなフルーツをカットしてタッパーなどに保管しておき、シリアルと同じようにナッツ類も複数を買ってあらかじめ混ぜておきましょう。ヨーグルトの上にシリアル、フルーツ、ナッツ類をトッピングするだけなのでとても簡単です。
簡単で作りやすい野菜スープ
スープはほとんどが水分で、量の割にかなり低カロリーです。
野菜ばかりでなく、鶏肉やショルダーベーコンなどを使うと、カロリーを抑えながらタンパク質も摂れます。
アレンジ豊富なヨーグルト
ヨーグルトは水分が多く、カロリーは高くありません。炭水化物、脂質、たんぱく質が含まれており、その他にビタミンやミネラルも多く含まれています。
中でも、ヨーグルトは腸内環境を整える善玉菌のエサとなる乳酸菌が多く含まれています。
乳酸菌は胃酸に弱く、腸に届くまでは死滅するという話もありますが、乳酸菌の死骸も善玉菌のエサとなるという研究結果もあることから、ヨーグルトを摂ることはやはり体によいと言って間違いありません。
腸内環境が整うと、便秘が解消され、血流がよくなって新陳代謝が活発になり、痩せやすい体質になると言われています。
カロリーが高そうなパンは朝食に食べても大丈夫?
パンはご飯に比べて手軽に準備をすることができ、後片付けも楽なことから、忙しい朝のマストアイテムとなっています。
しかし、ダイエットの観点から言うと、朝食はパンではなくご飯を食べることが好ましいと言えます。
一日を活発に動くためのエネルギーという意味では、どちらも炭水化物が含まれているため合格なのですが、パンはご飯に比べて食べ応えがないためつい2個3個と数を食べてしまいがちです。
それにも関わらずパンはカロリーは高く腹持ちが悪いので、ダイエット中の朝食としてはあまりおすすめはできません。
もし、朝食にパンを食べたい場合は、パン以外にもサラダやスープ、卵などをつけ栄養のバランスを整えるメニューにすることが大切です。